HOME 国際女性デー2018〜つながる輪 ひろがる和〜
2018年3月4日(日)男女共同参画センター横浜(フォーラム)ホール
- 主催:
- 国連ウィメン日本協会よこはま
- 共催:
- 男女共同参画センター横浜 (フォーラム)
- 後援:
- NPO法人国連ウィメン日本協会 神奈川新聞社 tvk (テレビ神奈川)
(一社)国際女性教育振興会神奈川県支部 - 協力:
- (株)エフエム戸塚
春の兆しを感じさせる暖かい陽気のもと、ミモザの花で飾られた会場は、
明るく和やかな雰囲気に包まれ、11回目となる国際女性デーイベントが開かれました。
会は、エフエム戸塚のパーソナリティ相浦やよいさんによる軽妙な司会で進行し、会長、フォーラム館長の挨拶の後、UN Womenプロジェクトの報告を皮切りに、高垣絵里さんのパキスタンについて映像による紹介とトークが行われました。
その後のファッションショーは、華やかなパキスタンの民族衣装と、協力団体が用意したそれぞれの手作り衣装のお披露目となりました。
■UN Women プロジェクト報告 本田敏江 日本協会理事
ベトナム・ダナンの
「女性と少女に対する暴力のない地域づくりのプロジェクト」
拠出金は政府からのものですが減少しつつあり、民間の拠出金が増えています。心ある方はHPの月極め募金をご覧くださいと結ばれました。
■「自立への夢をつなぐ ペーパーミラクルズ」
高垣絵里 ペーパーミラクルズ代表
パキスタン・イスラマバードから駆けつけて下さった高垣さんは、映像とともにまずパキスタンを紹介され、治安が悪く識字率も低く10人中6人は自分の名前が書けないそうです。特に女子は教育の機会を奪われ、ジェンダーギャップ指数は144か国中143位とのこと。(日本は114位) ご自分の生い立ちを振り返ると、10才の時にエチオピア大飢饉があり、本と食べ物を送る活動をしたことが「地球人」としての初めての自覚となり、小さい貢献の大切さを学んだことが今につながり、これまで70か国で開発支援の仕事に携わってきました。2005年にパキスタン大地震が起こり10年にパキスタンを訪れ、地震で心身に障害を負った女性たちを知り、サフィアという女性の「自分の手で何かがしたい」という言葉に衝撃を受け、何ができるか熟考を重ね、再生紙を丸めてビーズを作ることを始めたそうです。まさに女性たちの自立に向けて希望をつむぐビーズとなりました。
参加者とともにペーパービーズ作りを体験
ここで前もって渡されていた体験用の細長い紙と楊枝が出番となり、舞台上でスタッフが見本の大きな芯になる棒を掲げそれに紙を巻きつけていく作業を、それぞれが手元で体験しました。出来たビーズは糊付けしコーティングし色分けされるそうです。今は一人が1日に1〜2時間作業し、月に3,000個のビーズを生み出し、14人から始めた作り手は現在200人以上になっているとか。
多くの人々の善意の連鎖でメディアに取り上げられ、ビーズショウにも出店し、東日本大震災にあった南三陸とも、被災者の心のつながりで交流が始まっています。
■ファッションショー
楽屋は大忙し
トークの後は、色鮮やかなパキスタンの民族衣装に ミラクルズビーズを身に着けたモデルが登場、 華やかなファッションショーとなりました。 参加団体の方々もそれぞれの特徴を活かしたファッションで堂々と舞台を歩きました。 モデルは知人・友人・家族の素人集団。 メイクのために、東戸塚で美容室を経営する森田達美さんをはじめ若い美容師さんたちがボランティアで駆けつけてくださいました。
色鮮やかなパキスタンの伝統衣装が次々に紹介されました。 |
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高垣さん、相浦さんを中央にフィナーレ |
ボランティアの美容師さんたちに感謝の拍手 |
タイ山岳民族の衣装
参加団体からもモデルさんが出て、
出展品、販売品を紹介。
初めてとなる参加型のイベントは会場を
あたたかな笑顔で包みました。
東日本大震災の被災地、南三陸から参加のモデルさんにも大きな拍手 |
ママと子ども向けの手作り品紹介 |
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参加団体によるファッションショーのフィナーレ |
■交流会
手作り品の販売、交流も賑わいました。
ファッションショーの興奮を引きずったまま出店団体の 販売と交流へと移りました。観客席から降りた参加者と 販売者が親しく会話する風景も見られました。 販売交流の時間は、出店団体の日頃の活動を知り、 買い物と交流を楽しむ和やかな時間でした。
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